ナリタ攻防戦

Last-modified: Sun, 12 Dec 2021 22:27:55 JST (868d)
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[the Narita Battle]

ナリタ連山において行われた、ブリタニア軍、日本解放戦線黒の騎士団の戦闘。日本解放戦線の壊滅によりブリタニア軍の当初の目的は達成されているが、実質的には、黒の騎士団コーネリアに対して勝利を収めたものと言える。

戦闘の経緯

黒の騎士団の参戦

コーネリア軍は、当初圧倒的多数によってナリタ連山を包囲し、完全に日本解放戦線を押していた。しかし、事前に情報を掴んでいた黒の騎士団が水蒸気爆発で大規模な山崩れを起こすと、コーネリア軍の大半がこれに巻き込まれ、8割以上の戦力が失われてしまった。これを機に山頂部から駆け下りてきた黒の騎士団は、紅蓮弐式によって一気に戦陣を開く。

コーネリア軍の主戦力はギルフォード率いるコーネリア親衛隊の他、アレックス隊、ダールトン隊の3師団であったが、アレックス隊は山崩れで全滅し、ダールトン隊も日本解放戦線に足止めされるほどにまで戦力を低下させた。また、後方で控えていた純血派部隊がジェレミアの独断により前線へ動いたため、後背の予備戦力を失ったコーネリアと親衛隊が孤立する形となってしまった。

藤堂四聖剣の参戦

ジェレミアキューエル紅蓮弐式によって撃破され、代わってヴィレッタ純血派の指揮を執り始めると、大攻勢に出ていた黒の騎士団を足止めすることに成功。一時はコーネリア撤退の機会が生じたが、そこで更に後方よりキョウトから帰還した藤堂四聖剣が出現、コーネリア親衛隊と戦闘に入った。

コーネリアの危機

このような劣勢を打破すべく、コーネリアは敵をポイント9に誘導し一気に撃破しようと考える。そこで自身は単機先行してポイント9へと向かうが、そこでは既に黒の騎士団が待ちかまえていた。一方無頼改を駆る藤堂の部隊はコーネリア親衛隊を完全に釘付けにし、ブリタニア軍のナイトメアは一機たりともコーネリア救出に向かうことができずにいた。そんな中、コーネリアは捕虜となるよりも戦死することを選び、満身創痍で紅蓮弐式に立ち向かおうとしていた。

ランスロットの参戦

しかし、ここでユーフェミア特派に出撃命令を下し、ランスロットが単機でコーネリアを救出。紅蓮弐式ランスロットともほぼ互角の戦闘を演じるが、ヴァリスによって輻射波動機構が損壊したため、黒の騎士団は撤退を余儀なくされる。戦力を集中した日本解放戦線コーネリア救出に向かおうとするダールトン隊を後背から攻撃する形で撃退し、その隙に黒の騎士団は容易に包囲網から脱出できた。ゼロだけはランスロットの追撃によって窮地に追い込まれるが、C.C.の助けにより何とか逃げることに成功するのだった。

戦闘の意義

組織固め

当時、黒の騎士団は組織を一気に拡大している最中であり、実戦経験のない団員が多数を占めていた。その一方で、素顔を見せないゼロに対する幹部達(元扇グループ)の不信から、統率が確立されているとも言えない状態であった。ゼロは、敢えて背水の陣を敷くことで、一般市民に毛の生えた程度の団員を「兵士」に仕上げ、同時に自らのリーダーとしての価値も認めさせた。

戦功

また、勇名を馳せるコーネリアの軍を破ることで実績を上げ、キョウトに対しても本格的に黒の騎士団の価値を認めさせることに成功した。それまでレジスタンスの最大勢力であった日本解放戦線を囮として利用し、最終的にコーネリア軍に潰させることで、エリア11における反ブリタニア勢力を黒の騎士団に集約させる結果ともなっている。

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