ダッシュ のバックアップ(No.1)


[Dash]

概略

クレア聖石を狙う謎の男。

人を異形の力を持つ「ナイトメア」へと変化させる力を持っており、蓮夜の左腕を異形のものへと変えた。

過去に蓮夜の父親を殺しており、蓮夜にとっては父の仇でもある。

少年期

元は孤児であり、出自は不明。幼い頃より盗みを働くことで生きてきた。

森から森へ逃げ回るため「フォレスト」と呼ばれて忌み嫌われていたが、行き倒れかけていたところをハルティアに拾われ、トットの庇護を受けて更生することができた。

しかし、アウッティに弱みを握られ、トットの情報を教会に流すという裏切りを強いられる。これによりトットは反乱分子として粛清され、トット領は滅ぼされてしまった。

青年期

トット領の粛清からハルティアを連れて逃げたダッシュは、U.U.に拾われ、ギアス能力者となる。

しかし、ギアス能力が増大した際の暴走により、ハルティアの生命力を奪い、昏睡状態に陥らせてしまう。トットを裏切ったこともあわせ、以後ダッシュは強い罪悪感に苛まれることとなる。

ダッシュの最終的な目的は、不老不死をもたらすとされる聖石を利用し、ハルティアを目覚めさせることにある。

ギアス「コード」

U.U.からギアス能力を得ているが、その詳細は不明。

「コード」は既にU.U.から継承していると思われるが、十分な適性を欠いていたため、「コード」保持者としては不完全な存在となってしまった。すなわち、不老ではあるが肉体的損壊が甚大であれば死に至り、また人にギアス能力を与えることもできない。

ダッシュ」という名前は、U.U.になりきれなかった者として、「U′」(ユーダッシュ)のダッシュからとっている*1

ダッシュギアス能力を与えようとすると、肉体の機能を暴走させた「ナイトメア」へと変化させてしまう。ただし、栞だけは本人の高い適性により「ナイトメア」ではなくギアス能力者となった。

 

自身のギアスと同種の能力であるためか、蓮夜のエナジードレインはダッシュには効かない。また、不完全ながらも「コード」保持者であることから、ギアス能力も効かない*2

蓮夜との関係

蓮夜の父は体制への反乱を計画していた。しかしこれが発覚すると、一族が主君の乱心を止めたという体裁を繕うことで一族の命を救おうと考え、ダッシュに自らの暗殺を依頼した。蓮夜はこのような事情を知らなかったため、ダッシュを父の仇と考えていた。

蓮夜の父を殺害する際、ダッシュ蓮夜ギアス能力の素質を見出し、自らに死をもたらしうる存在とするため、「行く先の呪い」を与えた。ダッシュにとって蓮夜の力は、自らの不完全な不死に終わりをもたらす「希望」であり、また、自分がハルティアに会う資格があるかを問うための「審判」でもある。

性格

性格は基本的に穏やかで、常に余裕のある態度を示す。

ナイトメア達から絶対的な忠誠を得る一方、マスクルGを「同志」と呼ぶなど、支配者というよりカリスマを持った嚮導者といった側面を持つ。

その他

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*1 ダッシュ記号(プライム記号)は、類似するものを表すために付する記号。
*2 物語前半で、C.C.が「ダッシュを倒せる力があるとしたらギアスしかないだろう」と語っているが、作話上のミスだろう。