コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー のバックアップ(No.2)


[CODE GEASS -Nightmare of Nunnally-]

ナナリーを主人公として描く、別設定の漫画版コードギアス。なおこの漫画のタイトルの「ナイトメア」は「騎士の牝馬」ではなく「悪夢」の方である。

全5巻。コンプエース掲載。たくま朋正作。ロボット×美少女×パンツ。

アニメとの相違点

他のコミカライズ作品と違い、徹底的にパラレルなスピンアウト作品として成立している。

詳細な用語解説は後述。

キーワード

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黒き王

C.C.ルルーシュに対して言った言葉。エデンバイタルによって選ばれた者。

白き魔女

ネモがナナリーに対して言った言葉。エデンバイタルによって選ばれた者。

エデンバイタル

万物の根源であり、意識と記憶の集合体。

自らの存在が均一化し停滞・消滅するのを防ぐため、現世に「個」を生み出し新たな意識と記憶を創出し続けようとする。そのために人にギアス能力を与え、「争い」という形で人の活性を維持しようとしている。

未来線

未来へと連なる道筋。ナナリーギアスによってこれを見ることができ、相手の動きを先読みしたり状況を支配する流れを読み取ることができる。

ただし、予知された未来は「事象の世界線を積分する」ことで得られたものであるため、絶対的ではなく一つの可能性に過ぎない。

魔道器

謎の存在。エデンバイタル、もしくはそれに関係するもの。

→ネモ

ネモ

ナナリーに憑依した魔道器。ナナリー姫を守る騎士

元はキノコ型の人形のような形をしていたが、「白き魔女」たるナナリーとの契約によってその姿を写し取り、「もう一人のナナリー」となった。

ネモは、ナナリーに「未来線を読む」ギアスと異形のナイトメアという「力」を与える代わりに、ナナリーの持つ心の闇、すなわち負の感情を糧としてその存在をより高次なものへとシフトした。元々はC.C.ナナリーを守るために送ったコピー体であるが、ネモ自身は、このシフトによって「C.C.のコピー」から独自の存在へ変化したと自覚している。

肉体的には魔女の細胞を繋ぎ合わせた量子的存在であるため、ナナリー以外の者にはその姿は見えない。

マークネモ

ネモがナナリーに与えた異形のナイトメア

量子シフトによって形成され、通常のナイトメアフレームではあり得ないような有機的な動きが可能。

ブロンドナイフ

スラッシュハーケンのような武装。マークネモの首周りから射出される。

スラッシュハーケンとは違い、射出後もネモの意思に従い有機的な動きをする。

ギアス・ユーザー

ギアス能力の使い手。

基本的にはエデンバイタルとの契約者又はワイアード(つながりし者)のみが使用できるが、イレギュラーズではC.C.についての研究成果を基に人工的に能力を植え付けている。人工的なギアス・ユーザーの場合、「C.C.細胞抑制剤」を投与しなければならない。

イレギュラー

特殊名誉外人部隊。マッドを指揮官とし、ギアス・ユーザーの少女達で構成される少数精鋭部隊。特派よりも先に第7世代KMFを完成させた。バトレー失脚後は独立部隊となった。

難民の中からC.C.細胞への適性の高い者が選ばれており、互いに戦争で家族を亡くしていることから部隊内の仲間意識は強い。

C.C.計画

C.C.や魔道器、ギアスに関わる極秘の計画。その詳細は不明。

天誅

TEN-CHU

天に代わって悪を討つこと。

ゼロクロヴィス殺害後にその血を使って部屋の壁に残した文字。

エカテリーナ

名門スフォルツァ家の長女。アッシュフォード学園在籍。

取り巻きと一緒にナナリーをいじめる悪い子。アリスにスカートを奪われてパンツ丸出しにさせられた。

アリス

ナナリーの親友。ナナリーをいじめっ子から守ってくれたりする金髪ツインテールの美少女。

だがその正体はイレギュラーズに所属するギアス・ユーザーで、スパイとしてアッシュフォード学園に潜入中。ナナリーギアス・ユーザーとなったことは知らず、本心からナナリーを大切に思っている。

ギアス能力「ザ・スピード」は加重力による相対的高速移動を可能にする。

サンチア

イレギュラーズに所属するギアス・ユーザー。長い黒髪の美少女。

ギアス能力「ジ・オド」は物や生物の「気配」を知覚することができ、距離が近ければ感情の変化なども把握できる。

ルクレティア

イレギュラーズに所属するギアス・ユーザー。長い金髪の美少女。

ギアス能力「ザ・ランド」は地形などの空間・物体構造を知覚・解析することができる。

ダルク

イレギュラーズに所属するギアス・ユーザー。褐色肌、短い金髪にリボンの美少女。

ギアス能力「ザ・パワー」はその名の通り驚異的な怪力。

マッド

イレギュラーズ指揮官。C.C.計画に深く関わる人物。

ギアス伝導

ギアス能力をナイトメアフレームへと伝え、機体そのものに能力を発現させること。マッスルフレームを利用したギアス伝導回路によって実現された。

ダルクは「ザ・パワー」をギアス伝導することによって、ナイトメアフレームに通常では不可能なパワーを発揮させることができる。

マッスルフレーム

第7世代ナイトメアフレームの特徴である駆動機関。

電加合成樹脂の芯を「サクラダイト合成繊維」によって覆うことで形成された人工筋肉。アッシュフォード財団が医療用として構想していたものを、軍事転用した。

サクラダイト合成繊維がコイルとなって発電機の役割も果たすため、通常よりも高出力・高機動を実現できる。

また、サクラダイト合成繊維の織り込み方によって特定の回路を形成することもでき、これがギアス伝導回路となっている。

GX01

イレギュラーズが開発した第7世代ナイトメアフレームの型番。

更に個体ごとに別の型番が付加されており、搭乗者のイニシャルでA/S/L/Dと区別している(たとえば、アリスの機体はGX01-Aとなる)。

ワイアード

「つながりし者」のこと。生まれつきエデンバイタルへのアクセス能力を有しているため、契約なしにギアスを行使することができる。

ワイアードの使うギアスは「ワイアード・ギアス」として区別され、契約に基づくギアス能力と併存可能。

マオ

イレギュラーズのギアス・ユーザー。セミショートで白髪の美少女。

ブリタニアの奴隷として生きることを拒絶し、大量のC.C.細胞抑制剤を奪って脱走した。ギアス能力「ザ・リフレイン」は、相手のシナプス・サーキットを認識・改変する。すなわち、思考や記憶を読み取ったり、特定の記憶を呼び起こさせることが出来る。これによって、幸福だった過去の記憶をループ再生させ廃人化させることも可能。ただし、左眼で相手の目を見ないと発動出来ない。

C.C.細胞に侵されない身体となるためにナナリーからネモを奪おうとしたが、C.C.に阻まれる。同時に、アリスC.C.細胞抑制剤を破壊されたため、C.C.細胞の侵蝕を抑えきれず自壊した。

C.C.

「ウィッチ・ザ・ブリタニア」「緑髪の魔女」と呼ばれる女性。百年戦争においては「オルレアンの魔女」と呼ばれた。

百年戦争当時、エデンバイタルを信奉する教団に属していたが、ジャンヌ・ダアクに仲間を虐殺され、復讐のためイングランド王にエデンバイタルの力を授けた。ジャンヌへの復讐は果たしたものの、ブリタニア公の裏切りによって、忠誠を誓ったヘンリー王と共に殺されてしまう。

しかし、ジャンヌの最期の呪いによって不死の身体となってしまっていたため、灰の中から再生し、永遠に孤独を生きる存在となった。

ジャンヌ・ダアク

ジャンヌ・ラ・ピュセル。百年戦争でフランス王シャルルの快進撃を支えた女性戦士。

フランスの力を誇示するため、C.C.の胸に紋章を刻み、生き証人としてイングランドへ帰した。

その後、イングランド王ヘンリーに仕えたC.C.によって復讐され、魔女として火刑に処される。しかし死の直前、C.C.に「イデアの呪い」をかけ、不死の身体へと変えてしまった。

エデンバイタル教団

皇帝直属にして、ブリタニアの国教たるエデンバイタル教を統べる組織。

皇帝が教皇を兼ねる。

異端審問局

エデンバイタル教団の下部組織。異端の排除を任務とする。

ロロ

エデンバイタル教団の異端審問官にして枢機卿。ルルーシュと瓜二つの容貌を持つ。

ルルーシュの双子の弟であるが、「双子の皇子は不吉」という因習から出生直後に出家させられ、その存在を秘匿されていた。そのためルルーシュナナリーには恨みを抱いている。

ルルーシュナナリーが公式的には死んだことになったため、再び表舞台に出てきた。皇帝直属として任務をこなしているが、自ら「魔王」となることを望んでおり、最終的には皇帝すら打ち倒そうとしている。ギアス・ユーザーでもあり、専用機ヴィンセントによりゼロにすら引けを取らない力を発揮する。

ナナリーに秘められた本来の力の存在を知っており、それを我がものにしようと狙っている。

一定領域内の事象の世界線を微分し、その運動を無限小にするワイアード・ギアス「ジ・アイス」は、物質の氷結に加え、時間停止(正確には停止に限りなく近い遅滞)をも可能とする。

実は受精卵にC.C.細胞を埋め込まれた人造ワイアードであり、上記のような出自であるという記憶をすり込まれただけの実験体(実験体C.C.-102)だった。

アーニャ

エデンバイタル教団の教団騎士筆頭。

トリスタン(らしきKMF)を駆り、ランスロットすら圧倒する。

元々はマリアンヌ暗殺のために洗脳を受け宮廷に送り込まれた行儀見習いだったが、マリアンヌが死に際して得た「ザ・ソウル」のギアスによって、マリアンヌの人格の一部に支配されている。

自在可変軌道型MVSハーケン

アーニャのKMFに装備されたスラッシュハーケン

6つのハーケンに独立した加速ブースターが搭載されており、アーニャの察知した気配を全て排除する。

コードギアス

アリスを殺そうとしたためナナリーから契約を解除されたネモが、アリスに対し「取引」によって与えた「エデンバイタルの魔人」。

マークネモと同様ナイトメアの姿をしている。両手で質量とエネルギーの対消滅現象を発生させ、半径数十メートルを消滅させるほどの爆発(「神の火」)を放つ。

この力を得たことでアリスC.C.細胞による侵蝕から解放され、「アリス・ザ・コードギアス」として「ナナリー姫の騎士ナイトメア・オブ・ナナリー」となる。

聖エデンバイタル教国

神聖ブリタニア帝国の新たな名称。皇帝がエデンバイタル教団のもとに元老院や貴族その他の既存権力を排除し、全権を掌握して成立した。

既得権益を害し体制の維持を担ってきた勢力を完全排除したため、国政の崩壊に繋がるものと考えられる。

ラグナレク・ホール

エデンバイタルへの道。世界各地の遺跡によって顕現し、「アーカーシャの剣」で固定する。

ザ・コードギアス ゴッドスピード

魔女の力によって増幅された「ザ・スピード」。

無限大の加速により、「ジ・アイス」により無限小化された時の中でさえ動くことが可能となる。

マリアンヌ

ルルーシュナナリーの母親。

元巫女であり魔女C.C.と繋がりを持っていたため、皇帝のエデンバイタルを利用した覇道を諫めようとし、これを危険視した皇帝により暗殺されかけた。

しかし、二人は次第に惹かれ合い、他の皇族によるマリアンヌ暗殺を機にエデンバイタルへと回帰する計画の共謀者となる。

死に際し得たギアス能力「ザ・ソウル」は、魂を加工する力。これによりアーニャに人格の一部を憑依させると同時に、既にエデンバイタルへと回帰していた残りの人格をエデンバイタル内部で維持することに成功した。

ブリタニア皇帝

ルルーシュナナリーの父親。

理想家の先代皇帝を誇りとしていたが、両親と共に暗殺されたことから血の覇道を歩む決意をする。

暗殺時に目覚めたワイアード・ギアス「ザ・デッドライズ」は、死者を自らに服従する不死者として甦らせる能力。

またC.C.との契約により記憶を改竄するギアス能力も得ている。

天獄門(ヘブンズ・ドア)

エデンバイタルと現世の間に存在するゲート。

これを開くことで現世に存在する「個」は全てエデンバイタルに回帰し、全人類が一つになる。

ザ・ゼロ

ルルーシュナナリーが持つワイアード・ギアス。万物を無に帰し、ヘブンズ・ドアを開くことのできる唯一の力。

同時に魔女C.C.に死を与える唯一の手段でもある。

COMICS

VolComicsContents
01コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー (1) (角川コミックス・エース 175-1)
2007/06/26
CODE 1 白き魔女
CODE 2 黒き悪夢
CODE 3 魔道器ネモ
CODE 4 河口湖事件Ⅰ
CODE 5 河口湖事件Ⅱ
02コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー 2 (角川コミックス・エース 175-2)
2008/01/25
CODE 6 河口湖事件Ⅲ-アリス・ザ・スピード-
CODE 7 白き騎士
CODE 8 サイタマ事変Ⅰ-コーネリアのワナ-
CODE 9 サイタマ事変Ⅱ-コーネリアを撃て-
CODE 10 サイタマ事変Ⅲ-黒き魔王-
03コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー (3) (角川コミックス・エース 175-3)
2008/04/24
CODE 11 幸福の監獄Ⅰ-マオ・ザ・リフレイン-
CODE 12 幸福の監獄Ⅱ-戻らぬ夏の日々-
CODE 13 幸福の監獄Ⅲ-戻れぬ夏の日々-
CODE 14 ナリタ攻防Ⅰ-崩れる山-
CODE 15 ナリタ攻防Ⅱ-白き騎士と黒き魔王-
04コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー (4) (角川コミックス・エース 175-4)
2008/10/26
CODE 16 ナリタ攻防Ⅲ-契約解除-
CODE 17 魔女の系譜Ⅰ-囚われのナナリー-
CODE 18 魔女の系譜Ⅱ-魔女裁判-
CODE 19 魔女の系譜Ⅲ-コードギアス-
CODE 20 魔王ロロⅠ-帝国、動乱-
05コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー (5) (角川コミックス・エース 175-5)
2009/04/25
CODE 21 魔王ロロⅡ-氷の追跡者-
CODE 22 魔王ロロⅢ-つくられし者たち-
CODE 23 神の島Ⅰ-皇帝vs皇帝-
CODE 24 神の島Ⅱ-優しい世界-
CODE 25 神の島Ⅲ-ザ・ゼロ-
LAST CODE ゼロの魔王

その他のコミカライズ版

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